オーブンレンジでできる初心者のための3つのお菓子レシピ

今や電子レンジは日本のほぼ全ての世帯に普及している生活に欠かせない家電となっています。

そしてそのほとんどがオーブン機能を備え付けたオーブンレンジです。

しかし、多くの人はレンジの温め機能しか使わずオーブン機能は宝の持ち腐れになっているようです。

そこでオーブン機能を使いこなすための手始めとしてどの家庭にでもある小麦粉、バター、砂糖、卵でできるお菓子のレシピを紹介したいと思います。

オーブン機能の基本的な使い方

機種により細かい操作に差異はありますが、まず庫内を予熱機能で温めておきます。

その後に食材を投入して所定の時間加熱しタイマーの音がなったら完成という手順です。

料理にもよりますがオーブンを使うにあたって予熱するというのは基本作業となってきます。

レシピにおいて常温から温めはじめるという記述がない限り、予熱をするというのが最初の手順になります。

またオーブンレンジでは機種によって予熱が完了したあとも温度が上がりきっていないということが起こりえます。

そのため、予熱が完了した合図のあともしばらく加熱を続ける、または予め高めの温度で予熱をするという工夫が必要になります。

ここで紹介する簡単で失敗しにくいお菓子を作ることで、ご家庭のオーブンレンジの癖を確認してみてください。

温度について

オーブンレンジは100℃から250℃ほどの間で温度設定ができるものが多く、中には300℃まで加熱できる機種も存在します。

オーブンの温度については140℃前後が低温、170℃前後が中温、200℃を超えると高温というのが目安となります。

これは揚げ物をするときの油の温度の目安と同じです。

140℃前後は表面を焦がさないように緩やかに加熱する必要がある料理をする場合に使います。

お菓子作りではプリンなどもこの温度で焼き上げるため、「蒸す」に近い温度と言えます。

170℃前後はオーブンを使うレシピで一番目にする温度です。

中まで加熱する必要がある料理や基本的なお菓子は大抵この温度で焼き上げます。

200℃以上の高温は食材の中まで火を通す必要がない、または加熱済みである料理で主に表面に焼き色をつけるために用いられます。

ちなみに最低温である100℃は食材を乾燥させるために使われ、ドライフルーツやメレンゲクッキーなどを作る際に使用されます。

また、パンの生地を発酵させるための40℃前後という温度設定ができる機種もあるようです。

ガスオーブンとの違い

料理が好きな方の家のキッチンにはガスオーブンが備え付けられていることも多いと思います。

では本格的なガスオーブンとオーブンレンジのオーブン機能ではどんな違いがあるのでしょうか。

まずガスオーブンの長所ですが、火力が高いということがあげられます。

予熱時間も短くてすみ、料理の焼き上がりも良くなります。

またパンやケーキを焼く場合の膨らみにも良くなります。

一方、オーブンレンジの長所はというと温度の回りが均一でムラが出来にくいということです。

また日本の家庭への普及率が圧倒的で、料理のレシピにおいてオーブンレンジを使うことが前提となっているものが大多数を占めています。

ただ扉を開けたときに庫内の温度が一気に下がってしまい再加熱に少し時間がかかる点、各オーブンレンジで温度上昇などにクセがありそれを把握する必要がある点に注意が必要です。

クッキー

お菓子作りの初歩の初歩とも言えるお菓子です。

焦がさない限り大きな失敗がないというのが安心ですが、それゆえに味や口溶けを追求すると奥が深いお菓子となっています。

生地を絞り出す絞り出しクッキー、型で抜く型抜きクッキー、生地を棒状にして凍らせスライスして焼くアイスボックスクッキーなど種類がありますが、ここでは初心者におすすめの一番手間がかからず口溶けも良いアイスボックスクッキーを紹介します。

レシピ

直径5cmのクッキー約30枚分

  • 薄力粉100g
  • バター70g
  • 砂糖50g
  • 卵黄1個

バターを常温に置き、柔らかくしておきます。

ボウルにバターと砂糖を入れ泡立て器で白っぽくなるまですり混ぜます。

そこに卵黄を加え全体に馴染んだら、薄力粉を加えヘラなどで粉気がなくなるまで混ぜます。

ラップの上に出来上がった生地をのせて包み、直径3cmほどの棒状に成形し冷凍します。

冷えて固まった生地を5mmほどの暑さにスライスし天板に並べたら、170℃の温度で15分ほど焼き上げます。

注意点

クッキー生地はオーブンに入れると熱で溶けて横に広がり膨らみます。

天板に並べる際は間隔に余裕をもたせてください。

焼き上がり直後のクッキーは柔らかいですが、冷める過程で硬くなっていきます。

スコーン

イギリスのティータイムでおなじみのスコーンです。

アメリカではビスケットとも呼ばれています。

重曹の発泡力で膨らませる、いわゆるベーキングブレッドの一種です。

ジャムやバター、クリームなどを添えて供されます。

作り始めてから焼き上がるまで30分ほどでできてしまうので、覚えておいて損はないお手軽お菓子です。

レシピ

約8個分

  • 薄力粉250g
  • バター
  • 砂糖50g
  • 牛乳100ml
  • 卵黄1個
  • ベーキングパウダー12g(大さじ1)

牛乳と卵黄を混ぜて卵液を作っておきます。

薄力粉、砂糖、ベーキングパウダーの粉類を合わせてふるいに掛け、均一になるまで混ぜておきます。

冷たく冷やしたバターを溶けないように手早く刻みます。

合わせた粉類に刻んだバターを入れ、全体がそぼろ状になるまで手ですり混ぜます。

そこに卵液を加え、多少粉っぽさが残る程度に切り混ぜます。

生地を2~3cmの厚さに伸ばし型で抜いて天板に並べます。

180℃の温度で20分ほど焼き上げます。

注意点

作業中にバターが溶けてしまうとサックリとした焼き上がりにならなくなります。

材料をよく冷やして手早く作業をしてください。

薄力粉に水分を加えたあとに捏ね過ぎるとグルテンが発生し生地に粘りが出てしまいます。

グルテンは生地の膨らみを邪魔して焼き上がりを硬くしてしまうのでお菓子作り全般において注意が必要です。

生地を型で抜く際、切り口が鋭くなると良く膨らみ焼き上がりがきれいになります。

コップなどで抜くと断面が潰れてしまうので、型がない場合は生地を円形に伸ばし包丁でピザ型にカットすると上手くいきやすいです。

パウンドケーキ

最もシンプルなバターケーキとも言えるのがパウンドケーキです。

名前の由来は4つの材料、小麦粉、バター、砂糖、卵を1パウンド(約450g)ずつ使うことから来ています。

フランス語ではカトル・カールと言い、これも4分の4という意味になっています。

日本では材料の配分に拘らず、長方形の型(パウンド型)で焼き上げたバターケーキ全般をパウンドケーキ、4つの材料を同量で焼き上げたものをカトル・カールと言い分ける人もいます。

先に上げた2つのお菓子より多少のコツは必要ですが、このパウンドケーキも家庭にあるシンプルな材料とオーブンレンジで簡単に焼き上げることができます。

レシピ

18cmパウンド型 1本分

  • 薄力粉100g
  • バター100g
  • 砂糖100g
  • 卵2個(中サイズ)

型にオーブンペーパーを敷く、もしくは型にバターを塗り冷蔵庫で冷やしてから薄力粉をまぶしておきます。

バターを常温に置き柔らかくしておきます。

バターと砂糖をボウルに入れ泡立て器で白っぽくなるまで空気を含ませるように良く混ぜます。

そこに常温に戻した溶き卵を少しずつ(スプーン1~2杯)加え馴染ませるように混ぜていきます。

最後にふるった薄力粉を加え、練らないようにヘラなどでさっくり混ぜます。

生地を型に流し込み、170℃で40分焼き上げます。

注意点

型がない場合は、牛乳パックの側面1辺を切り取り、上部をホチキスで留めて長方形にしたものを代用できます。

溶き卵を加える際に卵の温度が低いと油分と水分が分離してしまうことがあります。

溶き卵を人肌程度まで温めておくと分離しにくく、また分離してしまった場合は材料の薄力粉をスプーン数杯ほど先に加えると分離が収まります。

薄力粉を加えてから混ぜすぎるとグルテンが発生してしまいます。

グルテンが発生すると生地がうまく膨らまず、パウンドケーキの中心が生焼けになってしまいます。

この場合焼き時間を長くしても生焼けは解消されません。

まとめ

ご家庭のオーブンレンジと常備してある材料で簡単に作れるお菓子を紹介しました。

ここにあるレシピは基本の基本であり簡単にアレンジすることも可能です。

例えばクッキー生地にはバニラエッセンスやチョコチップ、ナッツなどを加えるだけでだいぶリッチになりますし、手間もかかりません。

もし、オーブンレンジのオーブン機能を眠らせてしまっている方は試しに1度使ってみてください。

オーブンの中で焼き上がる料理をじっくり待つ楽しみを感じられると思います。